乙姫の病状
乙姫はリンパ腫の治療で負担が掛かった肝臓と胆嚢、そして体力を十分に
回復させるため、3クール目の抗ガン剤治療を1週間遅らせました。
その3クール目が始まる日の3日前、12月15日の夜に乙姫は身体のバランスを
取ることが出来なくなって常に右側に傾き、歩くどころか普通に頭を
持ち上げる事さえ出来なくなってしまいました。
乙姫の目を見ると、左右に動いています。
翌日16日(木)はかかりつけ動物病院がお休みたっだため、救急病院に
行き診察していただきました。
血液検査、レントゲン、エコーと検査を受けましたが、リンパ腫以外の異常は
認められなかったため、おそらく脳に原因があるとの見解。
特に治療をすることが出来ずに帰宅し、翌日(17日)にかかりつけの
院長先生にご報告。さらにその翌日(18日)に通院しました。
始め、院長先生は前庭障害を疑われたそうですが、最終的なお見立ては
やはり脳だろうとのこと。
ですが、全身麻酔でMRIをすることは難しいので見送りました。
ただ、この日は3クール目の抗ガン剤治療が始まる日。
前回の抗ガン剤から1ヶ月以上経ってしまったため、リンパ腫が盛り返して
きていました。全然バランスが取れずに戸惑う乙姫が心配でしたが、
今回はもう少し副作用の少ない抗ガン剤を使うことにし、乙姫を預けました。
ですが、その夜に院長先生から「抗ガン剤投与後、意識レベルが下がった」と
お電話を頂き、急遽病院へ向かいました。
個人的に乙姫はすでに昏睡状態に見え、この時は覚悟しました。
翌朝、院長先生からお電話を頂き、幸いなことに乙姫は持ち直し
ユラユラながらも頭を上げているとのこと。乙姫は退院しました。
ただ、乙姫はこの時も全然バランスが取れずにバタバタ倒れてしまい、
全く目が離せない状態でした。そのため、ワンちゃん用のハードケージを
購入し、乙姫には個室で過ごしてもらうことに。
また、乙姫は脳からの影響もあり自力ではゴハンを食べられない状態なので
総合的な栄養が液体となったリキッドを朝2回、夜3回2時間以上の間隔で
鼻のチューブから胃へ送ることになりました。
バランスを取れなくなった当初、乙姫は自分の状況に戸惑っている様子でした。
ケージの中ではずっと横になった状態で元気が無く、無表情に見えました。
これでは……と思い、バランスを崩してから10日後のクリスマス、人間が居る
時は乙姫を個室から出すことに。この頃になると、乙姫は当初よりは
自分の状況に慣れてきたようでした。すると、徐々にゴロゴロいうようになり、
以前のような表情が戻ってきました。
身体のバランスが取れなくなる前日の乙姫。
一時的に、出たままだった右目の瞬膜が良くなった瞬間です。
右目の瞳孔が左目よりも細いのも、脳に何らかの病変があるから
のようです。
リンパ腫を発症してから、バンザイするほどリラックスした乙姫を見るのは
今日が初めてです。
お姉ちゃんが大好きなエディはお姉ちゃんにスリスリ出来ないので、
カラーにスリスリ。
一方、若干迷惑そうな乙姫。
プリンスもお姉ちゃんのそばに。
弟たちはお姉ちゃんの変化に気が付いているようで、
お姉ちゃんの近くに居ることが多いです。
1日5回のリキッドはなかなかの負担。
乙姫が個室から出ているときは目が離せないですし何かと大変ですが、
我が家に帰ってきてくれて本当に良かったです。
明日は大晦日ですね。
みなさまもみにゃさまも、お身体お大事に
どうぞよいお年をお迎えください。
個人的には、いや~この一年は怒濤の日々でした。
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